今年好きになった「シェリー酒」なるお酒について

これは酒🍶 Advent Calendar 2015 - Adventarの2日目の記事です。 自身にとって、身内のいない飛び入りadvent calendarへの参加は初めてで、多少緊張しています。 何卒、よろしくお願いいたします。

タイトルのとおりなのですが、『今年好きになった「シェリー酒」なるお酒について』書いていこうと思います。 時期も時期なので、今年一番ときめいたシェリーを知るきっかけとシェリーそのものについて少しお話できればと思います。 シェリー酒に興味を持っていただけるような、良いきっかけとなりますように。

シェリー酒を知ったきっかけ

シェリー酒ってあまりお酒飲まない人には馴染みがない?という方のハードルを払拭するため、 私がシェリー酒と出会った際のお話をしたいと思います。

シェリー酒に出会うまでの私

これまでもよくお酒は飲んでいて、ビール、焼酎、ワイン、ウィスキーを飲む日々でした。 シェリーに出会う前、機会があればお邪魔していた「バー キャロット」にて マスターとお話していたときのことです。 いつも好んで飲んでいたスコッチ・ウィスキー「BOWMOREボウモア)」をいただいていた際、 「ちょっと試してみますか?」と、シェリー樽を使って醸造したBOWMOREをいただく機会がありました。 (その頃、少し貴重だと伺ったので、現在も取り扱われているかはわかりません。)

いつものBOWMOREより少し赤みがかった綺麗な色。 BOWMORE特有の香りをうまくブレンドしたより芳醇な香り。 シェリー樽が醸し出す演出をすぐに気に入ってしまいました。

シェリーに会いたい

ウィスキー(特にBOWMOREのロック or ストレート)が1番好きだと思っていた私でしたが、 シェリー樽醸造を知ってしまった私は、シェリーについてずっと考えていました。 シェリーについてスマホで調べながらいつもの帰り道を歩いていると、商店街を歩いているとある看板が目に入りました。

シェリー屋 ベネンシア

看板がちょっと手作り感があって怪しい。これはいいお店だ。入ろう。(初入店&一人だけど)

私の直感は当たっていました。 中に入ると暖かな光と少しおちゃめそうなマスターがいました。 カウンターの席に通され、メニュー表を頂きました。 どうやらシェリーには複数カテゴリあるそうです。 ベネンシアに用意されているカテゴリは4種類あり、 「フィノ」、「アモンティリャード」、「オロロソ」、「甘口」とありました。 悩んだ挙句、お酒の好みを伝えた後おすすめをいただくことに。

シェリーとの出会い

一杯目にシェリー酒「ブルドン・オロロソ」、二杯目にウィスキー「アイラ・ミスト」をいただきました。 「ブルドン・オロロソ」スッと口に馴染みながらも口に広がる香り、キラキラ光る明るいルビー色。 「アイラ・ミスト」スパイシーなウィスキー。オロロソを飲んだあとのグラスを嗅ぎながら飲むことで、その混ざった香りにまた気分が良くなる。 美味しいよ・・・。最高かよ・・・。最高だよ・・・。 脳の稼働全てをシェリー酒に集中させようとする自分、シェリー酒からのプレゼンに心奪われていました。 これが私のシェリー酒との出会い、シェリーとウィスキーで楽しむ香りとの出会いでした。 どちらかしか試したことがない方、是非お試しください。

シェリー酒について

このままだと普通の「おいしかった!」ブログになっちゃうので、少しシェリー酒についてお話します。

シェリー酒の歴史

シェリー酒は白ぶどうのみを使用した醸造を行われているワインの一種で、古代ローマ時代にスペインのヘレスという街で生産されたものと聞いています。 その頃、ヘレス産のワインを他国であるローマに輸出する際、道中で傷まないようにするためワインを煮詰められてから輸送されていました。 その煮詰められて作られたワインこそがシェリーです。 生産国のスペインでは、発祥となったヘレスの名前にちなんで、「ビノ・デ・ヘレス」と呼ばれているそうです。

シェリー酒で繰り広げられる恋愛模様

もうご存じの方も多いかもしれませんが、シェリー酒と恋愛は近い場所にいるようです。 バーで女性がシェリーを頼むと「今日は帰りたくない」という意味になったり、 男性が女性にシェリーをごちそうすることで「今日は帰さない」という意味になったり、 その場合、女性がブルームーン(カクテル)を頼むと「お断り」という意味になったり。 まあ、私は一人で飲んでたわけですが(。・ˇ_ˇ・。) それだけ、シェリー酒が他のワインと比べて、女性も飲みやすく、少し強めのお酒という認知をされていたからでしょう。 たしかに、シェリー酒の甘口はデザートワインのように飲みやすく、甘く、美味しい!

おわりに

私からのシェリー酒の紹介は以上になります。 文面でお酒の味をお伝えできなくて大変残念な気持ちではありますが、その分気になっていただきご賞味いただく機会に繋がればと思います。 BOWMOREをずっと飲み続けていくんだろうと思っていた私としては今年一番の衝撃的な出会いでした。 少し辛めな気分も、デザートっぽい甘めな気分も叶えてくれるシェリー酒、とても素敵です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

寒い日が続きますが、みなさんお酒で温まりつつ、どうぞご自愛ください。 3日目以降の『酒🍶』Advent Calendar 2015の記事も楽しみにしています。